寝かしつけ奮闘記 生後1ヶ月篇 〜里帰り終了。方針が決まらない!〜

実家の上げ膳据え膳生活を終えて自宅に戻った生後1ヶ月目。慣れない育児・家事の両立とワンオペ育児で精神はすり減り、すがるように読んださまざまな育児本の、何を参考にすればいいのか相変わらずわからなかった。

 

私は「ひとつの意見や物の見方を信じすぎない、なるべく様々なやり方を見て自分で考えるようにする」というタイプの人間で、そういう風に生きてきてよかった面もたくさんあったが、こと育児、というか寝かしつけに関しては、特にこの時期はふらふらして大変だった。

 

生活リズム

 

このころはだいたいこんな感じで生活していた(ひどい)。

 

・朝は起きたいときに起きる(だいたい8時ごろまで寝ていた)
・起きてから2時間ほどしたら昼寝させる
・昼寝からは起こしたり起こさなかったり
・起きてきたタイミングで授乳(だいたい2〜3時間間隔になるように)
・お風呂は夫が帰ってきたら
・20〜21時過ぎ頃から夜の睡眠。暗い部屋で寝かせる
・夜中は2〜3回起きる。授乳のあと30〜60分くらいかけてとんとんして寝かしつけ

 

南アフリカ式やジーナ式では起床と就寝の時間がきっちり決められているため、夫にお風呂担当を頼んでいる我が家では採用できない(夫は平日ほとんど赤ちゃんと会えないため、せめてそれくらいは親子の時間をもってほしかった)。しかも私も朝起きることができなかったし……。

 

そこで、ネントレのブログでよく見る「トレイシー式」はどうだろうと本を買ってみた。

 

 

この方法は、「授乳→遊び→睡眠」を3時間のサイクルで繰り返しましょうというもの。ここは前に読んだ南アフリカ式と同じだったので採用してもいいかもと思った。「授乳と睡眠を結びつけると夜泣きや卒乳の時期に大変」とも聞いていたので、「起きたら授乳」というやりかたも理にかなうように思われた。

 

「授乳に30分、おむつ替えや手遊び(ほとんどなんの反応も返ってこないので本当に時間が過ぎるのが遅かった……)に60分くらい、寝かしつけて眠るのが90分くらい」というリズムで生活してみることに。しかし、うまくいくときもたまにあるものの、眠らせてから30分もせずにぎゃーっと泣いて起きてきてしまうことがあり、そうしたら何をすればいいのかわからず途方に暮れた。そういうときは一応授乳間隔が2時間以上になるように一応立ってゆらゆらしたりして時間をつぶし、授乳することにした。

 

寝かしつけはトントンで

 

寝かしつけの流れは、「ぐっすり本」を参考に、お風呂→真っ暗な寝室(大人と子供は一緒。大人のベッドにベビーベッドを並べ、柵を取り払っている)に連れて行きホワイトノイズを流しながら授乳→おくるみにくるむ→寝付く前にベッドに置く、というものに決めた。時間は夫の帰宅時間によりまちまち。

 

寝かしつけの方法は、南アフリカ式の本を熟読し、「見守る」ではなく「胸や背中をトントンする」にアレンジすることにした。泣いている子を見守り続けるのは心が痛んだので……。

 

このあたりの記事も参考にした。

本当に助かりました、ありがとうございます……。

 

赤ちゃんがあくびをするなど眠そうにしたらベビーベッドに連れて行き、泣いても5分〜10分くらいはトントンして、泣き続けたら抱っこして落ち着かせてまたベッドに置いて、というのを繰り返した。セミみたいな声で泣かれることもあった……。30分くらいそれをしていると、突然あきらめたように泣きやんで寝てしまうのだが、すごく悪いことをしてしまったような気持ちになった。

 

「一貫性を持ってやるのが大事、泣き叫んだからといって抱っこしてしまうと、赤ちゃんは泣けば抱っこしてもらえると学習してしまう」といろいろなところで読んだが、さすがに泣きすぎてこっちも泣き声を聞くのが無理だと思ったときは抱っこで揺らして寝てもらうこともあった。

 

突然のセルフねんね

 

そんな寝かしつけを続けていたある日の昼間、昼寝をさせようとしたら赤ちゃんが泣いてしまったときに玄関のチャイムが鳴り、宅配便がやってきた。いつもなら不在通知を入れてもらうのだが、今回の荷物は義実家から送ってもらった野菜だった。これはいま受け取らないと義実家にも申し訳ないし、野菜が悪くなってしまう!赤ちゃんに「ごめんね、ちょっと待っててね」と言い残して玄関に向かって荷物を受け取り、箱を開けて野菜の選別を始めた。

 

泣き声は続いていたが、野菜を冷蔵庫に入れるまではやっちゃおうと思った。2分おきくらいにベビーベッドに顔を出し、「ちょっと待ってねー」と言い、また野菜を箱から出して、とかやっているうちに泣き声が聞こえなくなり、そっと寝室をのぞくとなんと赤ちゃんがすやすや寝ていた!俗にいうセルフねんねだ。まぐれかもしれないが、赤ちゃんにはひとりで寝付く力があることはわかった。