寝かしつけ奮闘記 生後2〜3ヶ月篇 〜入眠がスムーズに!夜間授乳は続く〜

たくさん泣かせてしまった1ヶ月を経て、ベッドに置いてトントンすれば泣くこともなく10分ほどで眠りにつけるようになった時期。このころの悩みは、夜間の授乳間隔が昼間と変わらず3時間ほどだったことと、赤ちゃんが眠りながら発する「うなり声」。

 

生活リズム

 

相変わらず自分で起きることができず、赤ちゃんに起こされたら一日がスタート。だいたい7時半から8時半あたりに起きていた。この点、夜中に添い乳をしているお母さんたちの方が明らかに元気で朝もしっかり起きて旦那さんの朝食やら弁当を作り、日中アクティブに生活しているように見え、自分はだめだなと思っていた。

 

一方で、消灯時間はお尻を設けることにした。20時までに入浴、20時半頃までに就寝。これに夫の帰りが間に合わない場合は、私がひとりで風呂に入れ、寝かしつけまで行うことにした。これで夜の育児がずいぶん楽になった!それまでは、眠くてどんどん機嫌が悪くなっていく子を抱いて揺れながら夫の帰りを今か今かと待っていたので……。

 

授乳間隔はだいたい3時間。昼寝から起こすべきかどうかはまだ揺れていて、とりあえず2時間半以上寝そうなときは起こしていた。

日中の昼寝の回数は、午前1回、午後2回。午後の昼寝が少なそうなときは18時頃にゆらゆらして15分くらいだけ寝てもらった。


うなり声がでかすぎる問題

 

新生児のころから、寝ながら「うーん、うーん」とうなるようになってしまった赤ちゃん。これが本当にうるさい。眠れないくらいうるさい!この時期は夫婦そろって寝不足だった。

 

月齢の低い赤ちゃんのうなりはよくあることのようだが、新生児訪問で保健師さんに相談したところ、ゲップで解決することもあると言われ、かなり神経質にゲップを出させるようにした。うちの子はゲップが下手で、出るまで20分かかるようなこともザラだった。そしてゲップを出させてもさほどうなり声問題は解決しなかった……。


寝かしつけルーティンを少し変える

 

トントンでの入眠が軌道に乗った!この頃には、だいたい10分前後で寝てくれるようになった。

 

夜の入眠のルーティンは「お風呂→暗い部屋でホワイトノイズを聞かせながら授乳→寝かしつけ」。でも、授乳中に寝落ちしてしまうことが大半。寝てしまったら起こしてゲップさせて眠らせるのだが、そこで泣いてしまい寝付きが悪くなる。これを解決すべく、寝る前の授乳とゲップを明るいリビングで行うようにした。流れが変わってさらに眠れなくなったらどうしようと思ったが、寝落ちせず比較的早くゲップも出してくれて、それから寝室に連れて行ってもあまり泣かずに眠れるようになった。変えてみてよかった!


夜の授乳は続く

 

毎晩2回で定着。20時頃に寝かしつけてから4〜5時間ほど経って1回泣いて起き、そこからは3時間間隔。南アフリカ式やジーナ式では夜通し寝てもおかしくない月齢なのに、どうして我が子は……、と思ってしまった。でも両者の本にある「泣いて起きても授乳せず寝かしつける」は、隣で夫が寝ている我が寝室事情では無理だし、そもそも本当に授乳が不要なのかどうかもわからないのにそんなことをやるのはよくないかなと決行せず。

 

しかし改善したこともあった。夜間授乳のあとはベッドに置けばセルフで寝てくれるようになったのだ!これは本当に、本当にありがたかった。

寝かしつけ奮闘記 生後1ヶ月篇 〜里帰り終了。方針が決まらない!〜

実家の上げ膳据え膳生活を終えて自宅に戻った生後1ヶ月目。慣れない育児・家事の両立とワンオペ育児で精神はすり減り、すがるように読んださまざまな育児本の、何を参考にすればいいのか相変わらずわからなかった。

 

私は「ひとつの意見や物の見方を信じすぎない、なるべく様々なやり方を見て自分で考えるようにする」というタイプの人間で、そういう風に生きてきてよかった面もたくさんあったが、こと育児、というか寝かしつけに関しては、特にこの時期はふらふらして大変だった。

 

生活リズム

 

このころはだいたいこんな感じで生活していた(ひどい)。

 

・朝は起きたいときに起きる(だいたい8時ごろまで寝ていた)
・起きてから2時間ほどしたら昼寝させる
・昼寝からは起こしたり起こさなかったり
・起きてきたタイミングで授乳(だいたい2〜3時間間隔になるように)
・お風呂は夫が帰ってきたら
・20〜21時過ぎ頃から夜の睡眠。暗い部屋で寝かせる
・夜中は2〜3回起きる。授乳のあと30〜60分くらいかけてとんとんして寝かしつけ

 

南アフリカ式やジーナ式では起床と就寝の時間がきっちり決められているため、夫にお風呂担当を頼んでいる我が家では採用できない(夫は平日ほとんど赤ちゃんと会えないため、せめてそれくらいは親子の時間をもってほしかった)。しかも私も朝起きることができなかったし……。

 

そこで、ネントレのブログでよく見る「トレイシー式」はどうだろうと本を買ってみた。

 

 

この方法は、「授乳→遊び→睡眠」を3時間のサイクルで繰り返しましょうというもの。ここは前に読んだ南アフリカ式と同じだったので採用してもいいかもと思った。「授乳と睡眠を結びつけると夜泣きや卒乳の時期に大変」とも聞いていたので、「起きたら授乳」というやりかたも理にかなうように思われた。

 

「授乳に30分、おむつ替えや手遊び(ほとんどなんの反応も返ってこないので本当に時間が過ぎるのが遅かった……)に60分くらい、寝かしつけて眠るのが90分くらい」というリズムで生活してみることに。しかし、うまくいくときもたまにあるものの、眠らせてから30分もせずにぎゃーっと泣いて起きてきてしまうことがあり、そうしたら何をすればいいのかわからず途方に暮れた。そういうときは一応授乳間隔が2時間以上になるように一応立ってゆらゆらしたりして時間をつぶし、授乳することにした。

 

寝かしつけはトントンで

 

寝かしつけの流れは、「ぐっすり本」を参考に、お風呂→真っ暗な寝室(大人と子供は一緒。大人のベッドにベビーベッドを並べ、柵を取り払っている)に連れて行きホワイトノイズを流しながら授乳→おくるみにくるむ→寝付く前にベッドに置く、というものに決めた。時間は夫の帰宅時間によりまちまち。

 

寝かしつけの方法は、南アフリカ式の本を熟読し、「見守る」ではなく「胸や背中をトントンする」にアレンジすることにした。泣いている子を見守り続けるのは心が痛んだので……。

 

このあたりの記事も参考にした。

本当に助かりました、ありがとうございます……。

 

赤ちゃんがあくびをするなど眠そうにしたらベビーベッドに連れて行き、泣いても5分〜10分くらいはトントンして、泣き続けたら抱っこして落ち着かせてまたベッドに置いて、というのを繰り返した。セミみたいな声で泣かれることもあった……。30分くらいそれをしていると、突然あきらめたように泣きやんで寝てしまうのだが、すごく悪いことをしてしまったような気持ちになった。

 

「一貫性を持ってやるのが大事、泣き叫んだからといって抱っこしてしまうと、赤ちゃんは泣けば抱っこしてもらえると学習してしまう」といろいろなところで読んだが、さすがに泣きすぎてこっちも泣き声を聞くのが無理だと思ったときは抱っこで揺らして寝てもらうこともあった。

 

突然のセルフねんね

 

そんな寝かしつけを続けていたある日の昼間、昼寝をさせようとしたら赤ちゃんが泣いてしまったときに玄関のチャイムが鳴り、宅配便がやってきた。いつもなら不在通知を入れてもらうのだが、今回の荷物は義実家から送ってもらった野菜だった。これはいま受け取らないと義実家にも申し訳ないし、野菜が悪くなってしまう!赤ちゃんに「ごめんね、ちょっと待っててね」と言い残して玄関に向かって荷物を受け取り、箱を開けて野菜の選別を始めた。

 

泣き声は続いていたが、野菜を冷蔵庫に入れるまではやっちゃおうと思った。2分おきくらいにベビーベッドに顔を出し、「ちょっと待ってねー」と言い、また野菜を箱から出して、とかやっているうちに泣き声が聞こえなくなり、そっと寝室をのぞくとなんと赤ちゃんがすやすや寝ていた!俗にいうセルフねんねだ。まぐれかもしれないが、赤ちゃんにはひとりで寝付く力があることはわかった。

寝かしつけ奮闘記 新生児篇 〜迷走〜

無事に出産を終え里帰り先の実家に戻って数日。赤ちゃんが布団で寝なくなった。泣いたので授乳をすると腕の中で気持ちよさそうに眠る。それをそっと布団に置くと、ぎゃーっと泣いて起きてしまう。いわゆる「背中スイッチ」の出現だった。

 

このとき、授乳間隔は1時間半くらい。完全母乳で育てていたため、ただでさえまとまって眠ることができなかったのに、これに「赤子を抱いて揺らして熟睡させ、背中スイッチが発動しないように祈りながら置き、起きちゃったらやり直し」という作業が加わると、もう数十分しか眠れない!この地獄から抜け出すために、「赤ちゃんの睡眠」と手探りで格闘した記録。生後3ヶ月頃には状況が安定してめちゃくちゃすぐ寝る子になってくれて、7ヶ月の今まで継続しています。

 

背中スイッチ、切れてくれ

 

まず、「抱っこで寝たときに上手に置く方法」を模索した。「背中スイッチ 消す 方法」などで検索しまくり、「20分揺らせば熟睡するので着地に成功しやすい」という情報を得る。でも、深夜に20分も立ってゆらゆらするのは本当にきつい。Apple Musicに加入して、長めの曲(「天使たちのシーン」「ファイト!」など)を2曲流したら置いてよいという自分ルールを作ったが、失敗することもしばしばあった(自分ルールでしかないので当たり前)。

 

まぁるい抱っこ

DVD付き どんなに泣いている子でも 3秒で泣き止み3分で寝るまぁるい抱っこ

DVD付き どんなに泣いている子でも 3秒で泣き止み3分で寝るまぁるい抱っこ

  • 作者:辻 直美
  • 発売日: 2016/10/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

イトコが『どんなに泣いている子でも3秒で泣きやみ3分で寝るまぁるい抱っこ』という本を送ってくれた。ある夜、何をしても泣きやまなかった赤ちゃんが、これに載っていた方法で縦抱きしたら、すっと静かに眠ってくれた。なんとも親切なことに、起こさず布団に置く方法まで書いてある。嘘のようにうまくいった。これで、3日間くらいは乗り切ることができた。でも、ここにあった置き方が通用しなくなった。

 

添い乳

 

やったらおしまいだと思っていたが、あまりに寝られないので添い乳を導入してしまった。体を休めることができる方法のはずなのに、赤ちゃんをつぶしてしまうのが怖くて変な体勢になり、眠ることもできず、かえって消耗してしまった。このころの授乳回数は1日17回。どうしても寝ないときだけはお世話になったが、やめないとまずいと直感し、生後1ヶ月になるまでにやめることにした。 

 

「背中とんとん」で眠ってもらう

 

失敗を繰り返しながらもずっと続けていたのが、「赤ちゃんが起きた状態のまま布団に置き、背中をとんとんして入眠させる」という試み。

 

妊娠中におじゃました先輩の家で、4歳くらいの女の子が眠いとぐずり出したため先輩がおんぶで寝かせ、そのまま私たちをもてなしてくれる、ということがあった。先輩はタフな人で、なにも苦労に感じていないようだったが、私は絶対にそんなの嫌だ!と思った。抱っこやおんぶで寝かせるのは早めにやめなければいけないとまずいと本能が告げていた。

 

生後3〜4週目頃になると、トントンで寝てくれる確率が60%くらいになってきた。とはいえ入眠までに30分くらいかかっていたため、きちんと眠れはしなかった。

 

ネントレ本との出会い

 

赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割

赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割

  • 作者:清水瑠衣子
  • 発売日: 2015/01/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

藁を掴む思いで、Kindleで『ママと赤ちゃんのぐっすり本』『赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割』を買う。日中の過ごし方について、2冊の本で言っていることが違うので戸惑ってしまう(今思えば、どの分野でもただひとつの正解がないことなんて当然なのだが、当時の私はあまりに必死で、本気で戸惑った)。

 

「ぐっすり本」にある「赤ちゃんが機嫌よく起きていられる最長の時間」と、「時間割」の「抱っこなしで寝かせる方法」は参考にした。また、「授乳で寝落ちさせない。食事と睡眠を結びつけてはいけない」という考え方は大切な気がしたので、本当に眠いとき以外は、授乳後に起こすようにした。

 

そしてどちらの本にもあったとおり、授乳の合間には必ず寝てもらうようにしたが、その頃は授乳が2時間間隔。赤ちゃんをかわいがるゆとりもないような生活で大丈夫なのか不安になった。でも起きていると機嫌が悪くなっちゃうので、眠ってもらう以外いい時間の過ごし方が思い浮かばなかった(一ヶ月健診で「こんな生活で大丈夫でしょうか」と医師に尋ねてしまったが、「寝かしつけてすやすや眠るようなら大丈夫ですよ。そのうち機嫌よく起きていられる時間が長くなっていきますから」との返事だった。そのイメージがまったくわかなかった)。

 

生活リズムのことは、里帰りが終わったら考えることにした。ちなみに当時はジーナ本は改訂版が出ておらずKindleで入手できなかったので、人のブログで概要を知ったのみで、しっかり読むことはなかった。

 

新生児期はそんな風に過ぎていき、一ヶ月健診を機に自宅へ戻る。つづく。

このブログとその著者について

著者のプロフィール。1989年生まれの会社員。東京都在住。まったくバリキャリではない。2019年10月に第一子を出産し、2020年4月に職場復帰するはずでしたが、新型コロナウイルスの影響で入園予定だった保育園が休園に。2020年5月現在も育休取得中です。


妊娠中や産後、悩んでいたことや知りたかったことについて上手に情報を得られず困ったことが多々あったので、私が経験した一例をブログにまとめてみようと思いました。トピックとしては、「子宮内膜症と妊娠」、「産後のトラブル」、「赤ちゃんの睡眠(この言葉を使うのはちょっと恥ずかしいですが、いわゆるネントレ)」、「哺乳瓶拒否」、「夜間断乳」、「育児グッズ」、「育児本のレビュー」などを考えています。

 

育児の合間にのんびり更新します。よろしくお願いします!